1. HOME
  2. ブログ
  3. Blog
  4. 身体を動かせる状態にしておくのも”災害対策”のひとつ

身体を動かせる状態にしておくのも”災害対策”のひとつ

この度、
令和6年能登半島地震にて被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

被災地の皆さまが平穏な日々を取り戻せるようお祈りいたしますとともに、
一日も早い復興のために、あかり整体院として微力ながらも何かお役に立てないかと日々考えております。

実際に能登で被災された方があかり整体院に来院されて
いろいろと地震の際のお話を伺っていると

こちら金沢でも、震度5強で体験したことのない初めての恐怖を感じましたが
能登ではもっと想像以上の恐怖だったんだと強く感じました。

金沢に住んでいると「地元が能登」という方が結構いらっしゃるので
まだまだ心配していますが
これ以上の被害が出ないでほしいです。

まだ余震が続いていますが
早く落ち着いて、復興がどんどん進むようになるようにお祈りしております。

動かせる身体のありがたみ


元旦から大変なことが起きてしまい、
心身ともにストレスが大きく感じられていると思います。
感じられていなくても、何かしらダメージはあると思います。

精神的ストレスで自律神経バランスが乱れると
交感神経が過剰に活性してしまい
筋肉の緊張が強くなってしまいます。

筋肉の強い緊張は
身体の関節の動きが悪くなってしまい、痛みにつながります。

先日、来院された方とのお話しの中で
こういった緊急の災害時にも

「しっかり動ける身体」

じゃないとイケナイな。ってなったんです。

いざという時に、逃げたり、誰かを助ける時って
当然ですけど、自分が動ける身体じゃないと無理ですよね。

そんな時に腰が痛くて、ひざが痛くてってなってたら
大切な命を守ることができない。
改めてそういう想いになりました。

いつでも動ける身体にしておくのも
災害対策として備えの一つだな。って思いました。

実際にお話に聞いた中でも
ご自身が瓦礫の中から脱出するのも
そこからご家族を助け出すのも
津波から避難する時も
身体がしっかり動かせないといけません。

 

「火事場のバカ力に頼らない」


しかし今回のように
震災などで極限状態になると
痛いのを忘れて無我夢中で身体は動いてしまえます。

恐怖などのストレスの刺激が脳に伝達し、抑えてるリミッターが外れて
アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが放出され、
心臓や肺の機能が強化され、筋肉に血やエネルギーが一気に供給されます。
さらにβエンドルフィンという物質が分泌されて、痛みを感じにくくなります。

一時的ですが
身体って”生き延びるため”に、このような反応を起こせるのです。

でもこの反応で命を守れるのであれば
この力を信じたいですよね。
重たいタンスを持ち上げられる、みたいなすごいパワーを。

しかし、その代償として、
筋肉や骨には過剰な負荷がかかることになり
ケガや痛みを引き起こします。

また、心臓や血管、脳にも大きなストレスがかかります。

こういったいわゆる火事場の馬鹿力が発揮された後は、
痛みや恐怖が一気に押し寄せることがあり、
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因になることもあります。

 

「自律神経と筋肉をゆるめるケアの方法」


そういった時にも
ケアしておきたいのは
自律神経にアプローチして、緊張した筋肉をゆるめられるケアの方法です。

その方法として

① 深呼吸
② 爪揉み
③ 筋弛緩法
④ 軽く身体を動かす

ことがあげられます。

それぞれを簡単に解説すると

① 深呼吸

深呼吸は、副交感神経の活動を高めて心身をリラックスさせます。
血液の流れが促進され、筋肉に酸素や栄養が届きやすくなります。

やり方は
腹式呼吸で、できれば横隔膜を使った深呼吸が理想です(難しいことですが)
吸うのも吐くのもできるだけゆっくり長く行ないます。

② 爪揉み

手の爪には、自律神経に関係するツボがたくさんあり、働きを調整することができます。
爪揉みは、緊張や不安を和らげたり、頭痛や肩こりを軽減したり、睡眠の質を向上させる効果があります。

爪揉みの方法は、爪の根元から先端に向かって、指でつまんで揉むだけです。
爪と皮膚の境目を意識して揉んであげましょう。
爪揉みは、いつでもどこでもできるので、日常的に行うと良いです。

③ 筋弛緩法

筋肉に一度グッと力を入れてから、一気に力を抜くことで、筋肉を深くリラックスさせる方法。
首や肩などの部分的な筋肉だけでなく、全身の筋肉をほぐすことができますので
仰向けになって全身の筋肉を力ませて一気に脱力させてください。それを数回行います。

④ 軽く身体を動かす

ジッとしているよりも軽く筋肉を使ってあげたほうが
血流を良くして、筋肉をほぐすことができます。

血流が良くなると、筋肉に酸素や栄養が届き、疲労物質の排出も促され
交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにすることができます。

ウォーキングや階段の利用など日常的にできる運動やストレッチがおすすめです。
歩く時に、意識して大股で歩いたり、太ももを上げて歩いたり、後ろ向きや横向きで歩いたりして
いろんな刺激を筋肉に入れてあげます。

軽く縄跳びをするようにその場ジャンプを10回〜20回すると
身体の体感バランスも整います。

手首や足首をぐるぐる動かし、
ひざの屈伸運動(股関節運動になるので)もオススメです。

 

後は温かいお風呂にゆっくり浸かり
睡眠をしっかりとりましょう。

今はまだ緊張状態が続いていて
身体のしんどさが気付きにくいと思いますが

一旦落ち着いてくると
しんどさが急に襲ってくるかも知れませんので
大丈夫な感じでも
ぜひこれらを意識して
まずは身体メンテナンスをご自身でやってほしいと思います。

 

記事一覧

あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)