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HYPER SPHERE ハイパースフィアの効果的な使い方と筋肉の意識。

HYPER SPHERE(ハイパースフィア)という
セルフメンテナンスするギアが登場しました。

拘縮(こうしゅく)している筋肉を
緩めなきゃイケナイってことは
このブログ記事やサイトのコラムなどでたくさん言っています。

筋肉を柔軟にする方法っていろいろとありますが

世界のトッププロアスリートも使っている
このHYPER SPHERE(ハイパースフィア)は
筋肉を良い状態に持っていける最先端のフィットネスツール。

HYPER SPHERE(ハイパースフィア)の「使い方」を
ここでは解説していきます。

(以前、ハイパースフィアについて記事を書きましたが
削除しました)

これをうまく使うことができれば
効果的に硬い筋肉をゆるめられるます。

ハイパースフィアは局所的に刺激できるので
ぜひいろいろと試して欲しいです。

ハイパースフィアバナー

ハイパースフィアの使い方

ハイパースフィアの使い方

ハイパースフィアは球体のボール型なので
いろいろな使い方ができますし
たくさん応用がきくのではないかと思います。

ハイパーアイス社のYouTube動画です。

上のこの動画は、応用した使い方もありますが

ハイパースフィアをコロコロと転がしての刺激と
バイブレーションの振動を
うまく筋肉にアプローチさせてリリース(ほぐす)します。

気をつけたいのは
やりすぎないこと。

ちゃんと9分間で一度ストップしますが
やりすぎると
痛みが強くなったり
変に筋肉が固まったり、炎症したりします。

無理にイタく刺激する必要はなくて
理想は「イタ気持ち」程度の刺激量です。

この刺激量がイチバン筋肉がゆるんでくれるのです。

コロコロと転がしながら
バイブレーション振動でリリースしていくのも良いですし
転がさないでポイントにギューっと刺激するのも良いです。

この二つを組み合わせながら
トリートメントできると効果的です。

コロコロと転がす場合は
大きい筋肉(背中や太もも)であれば
10回〜20回。

転がさずに一点集中でギューっと圧を入れる時は
だいたい10秒〜15秒ぐらいで良いと思います。

同じところに刺激を入れたい場合は
場所を変えながらいろいろな箇所に圧を入れていって
また戻ってきて刺激してあげると良いです。

以下で紹介するのは基本的な使い方です。

基本的な動きと使い方ができれば(カンタンです)
いろいろと応用が自分の中で出来てくると思います。

また
ハイパースフィアを使う時は
ヨガマットなどを使って
直接床に当たらないようにした方がいいです。

ボールが硬いってのもあって
さらにバイブレーションの振動があるので
防振マットがあれば一番いいのですが
ヨガマットやストレッチ専用の床など
少し柔らかめのところを利用しましょう。

おしり(臀筋)の筋肉

臀筋にハイパースフィア

おしりの筋肉は
股関節の動きを支配しているので
ここの筋肉を柔軟にして使える筋肉にしておくと
パフォーマンスが大きく変わります。

下半身のパワーを
うまく上半身に伝える機能がアップします。

また腰にかかる負担を軽減したり
ヒザの痛みにつながる筋肉の拘縮も緩められます。

梨状筋といって
座骨神経痛と関係の深い筋肉にもアプローチします。

これらの筋肉を意識できればイチバン良いですが
特に意識せずにも
お尻全体にコロコロすればオッケーです。
ちょっとココは効くな〜ってところには
体重をかけて圧を強くしたりします。

球体がテニスボールよりも大きいので
臀筋のいろいろな部位にアプローチすることができます。

腰と背中の筋肉

腰と背中
腰の筋肉では
骨盤に近い下部の方(腰椎4、5番)にも
ハイパースフィアをしっかり当てます。
ココはコロコロさせるのが難しい部位ですので
ギューっと圧を強くして
振動レベルも強く刺激しても大丈夫です。
(当たり前ですが、急性腰痛:ぎっくり腰の場合はやらないで下さい)

またここも一箇所だけを刺激するのではなく
腰から背中を満遍なくトリートメントしましょう。

一箇所だけが急激にゆるむことになると
どこかにその歪みが起こり、痛みが発症しやすくなります。

写真のように
肘を使って体重の掛け方を調整します。

慣れてくれば
完全に全体重をかけて刺激することも可能になります。

背骨に当たらないように気をつけましょう。

ハムストリングス(太ともウラ)

ハムストリングス
ハムストリングスは
太もも裏の筋肉の総称です。

ここの筋肉は腰痛とも大きく関わり
また鵞足炎などのヒザの痛みにも連動しています。

股関節の動きが悪い、
腰の張りが強い、
ヒザの痛みが内側にある場合は
必ずこのハムストリングスはトリートメントを行いましょう。

お尻に近い部位は、比較的強い刺激でも大丈夫です。

ヒザに近くなってくると
圧痛が強くなるケースが多いので
ここもしっかり体重の掛け方を調整しながら行います。

上下にコロコロが基本的な動作ですが
慣れてくると左右のコロコロもできるようになります。

圧が足りなく感じる場合は
反対の足首を太ももに乗せて負荷を高くすることもできます。

ふくらはぎの筋肉

ふくらはぎ
ふくらはぎの筋肉は
とっても疲れが溜まりやすい部位です。

この筋肉が硬くなると
足首の動きが制限されてしまいます。

またヒザの痛みとも関連しているので
ヒザ痛や不快感がある時には絶対にケアしたいところです。

そして足首の捻挫をした場合も
このふくらはぎやスネの筋肉が拘縮するので
緩めておくと捻挫のケガの回復が早まります。

ランナーに多いアキレス腱炎や
かかとの痛みがある場合も
この筋肉がワルさをしているケースが多いです。

女性に多いむくみは
しっかりコロコロと転がしながらトリートメントしましょう。

第二の心臓と言われるふくらはぎの役割は大きいので
ハイパースフィアでしっかり緊張を取り除きましょう。

足の裏

足の裏

足の裏に
ハイパースフィアのバイブレーション振動は気持ちが良いです。

特に筋肉を意識する必要もなく
足の裏全体をコロコロしながら刺激します。

硬く感じる部分はしっかりとアプローチしましょう。

ハイパースフィアを足の裏にしばらく当てておくと
カラダ全体がポカポカしてくるのがわかるでしょう。

当然、冷えにも良いです。

扁平足の方は
足の裏に疲労が溜まりやすいので
土踏まずを入念に刺激すると良いです。

大腿四頭筋(太ももマエ)

太もも大腿四頭筋
太ももの前側は、大腿四頭筋という総称です。

ここの筋肉も硬くなると
腰痛、ヒザの痛みが起こりやすくなります。

大腿四頭筋の拘縮によって
腰とヒザへの負担が増えるのです。

ここの筋肉は大きいので
ひざ上から鼠径部までコロコロ転がすだけでも良いです。

バイブレーション振動は
この動きに慣れてからでも遅くはないと思います。

範囲が広いので
ハイパースフィアの位置を変えながらコロコロすると良いです。

ここは大きな筋肉ですが
この大腿四頭筋は年齢と共に
衰えるスピードが速いのです。

萎縮と言って小さく縮こまっていきやすいのです。

しかし
しっかり柔軟な筋肉にしておけば
筋肉が落ちるスピードも抑えてくれるようになります。

将来、おじいちゃん、おばあちゃんになっても
元気に動き回りたいのであれば
若いうちからこの筋肉の柔軟性を意識して
メンテナンスに取り組みましょう。

その積み重ねは
やってきていない人に比べると
後々大きな差となって表れることになります。

大腿筋膜張筋・腸脛靭帯

大腿筋膜張筋
お尻の外側から太ももの外側の筋肉です。

ここの筋肉は
ひとりで行うストレッチでは
伸ばしにくい部位でもあります。

肘で体重を支えながら
体重の圧をコントロールして行います。

ここもコロコロ転がすだけでも良いですし
動きに慣れてきたら
バイブレーション振動も加えていきましょう。

ここも基本的には
ヒザ〜お尻の縦のラインを転がします。

ちょっと痛みを感じやすい部位ではありますが
お尻の外側(大腿筋膜張筋)には
ギューっとした圧を加える方法も有効です。

ここも腰痛と
ヒザの外側の痛みがある場合は硬くなっています。

ランナーや自転車をされる選手は
硬くなりやすい部位です。

中臀筋

中臀筋
お尻の筋肉で
やや外側で骨盤の骨上部のキワキワ部分です。

かなり硬くなっていることが多いのですが
この中臀筋にしっかりアプローチできて
拘縮をゆるめることができれば
腰がスッと軽くなること間違い無しです。

ストレッチでは
この中臀筋にアプローチすることが難しいので
ハイパースフィアを使ってしっかりトリートメントを行います。

腰痛がある場合は必ずここはほぐしておきましょう。

もちろん腰痛予防にも効果的です。

疲れも溜まりやすく
股関節の動きに関与しているので
自転車に乗っている選手は
ほとんどココが強く緊張しています。

肩甲骨周辺の筋肉

hypersphere肩甲骨周辺の筋肉
写真では立った状態で
肩甲骨のところの筋肉にアプローチしています。

壁にハイパースフィアを押し当て
写真のように肩関節の筋肉(三角筋)を伸ばすようなストレッチをすると

肩甲骨が開くので
少しボールが大きいハイパースフィアの場合は
こういったフォームで行なうと
上手く肩甲骨の筋肉にアプローチできます。

ここでも上下にコロコロゆっくり転がしてアプローチします。

これは仰向けに寝た状態でも行えます。

しかし
仰向けで寝てしまうと
上半身の体重が全てここの部位にかかってくるので
圧痛が強く感じると思います。

これも慣れが大事ですが
うまくできるようになると気持ちよくトリートメントできます。

肩甲骨の動きも
パフォーマンスに大きく関わります。

また野球肩やテニス肩などの原因も
肩関節ではなく
この肩甲骨の周辺の筋肉の拘縮にあるので
ここにもしっかりアプローチしてリリースしておくのは必須です。

肩こり、首こり、四十肩、五十肩の場合も
この肩甲骨のところの筋肉はとても重要ポイントです。

肩と腕

肩上肢
この方法は
ボールの振動と重さを利用して
主に手と腕にアプローチをかけます。

肩関節にも強くはないですが
振動が加わりますので
野球や投てきの投げる動作や
ボクシングなどのパンチの動作、
テニスやバドミントンでの打つ動作がある場合、

この動きで
肩、腕、手のウォーミングアップができます。

ボールを持ちながら
横に持ってきたり、上下に動かしたり、いろいろな動きをします。

ただこの方法には欠点があって
手が男の人ぐらい大きくないと
振動を入れた時にしっかり持っていられません。

落としそうになるので
余計に腕にチカラが入ってしまいます。

この方法ができる人はちょっと限られてしまいます…。

詳しくは動画でチェックしてみてください。

硬い筋肉に刺激が必要な理由

Hyperice
ハイパースフィアを使うと
かなりの刺激が筋肉に与えられるようになります。

ではなぜ筋肉には刺激が重要なのか?

それは痛覚受容器という存在がポイントです。

この痛覚受容器が
痛みの情報を脊髄(せきずい)に伝えられます。

そして
脊髄から脳へ行き
痛みの度合いと痛む場所が特定されます。
(正しく特定する時と間違って特定する場合もあります)

脳で特定されてから「痛み」を感じるようになるわけです。

筋肉の硬結部位に刺激が入ると
同時に痛覚受容器にも刺激が入ります。

コレが大事なポイントで、
刺激によって
痛覚受容器から局所的に
CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)などの
血管拡張物質が放出されます。

そうすると
筋肉の収縮によって圧迫されていた血管が拡がって
血流が増えるのです。

血の流れが増えれば
筋肉の中に新たな酸素や栄養がたっぷり送られて
エネルギーであるATPも増えていくため
アクチンとミオシンが離れていくことができます。

※アクチンとミオシンがずっと収縮していると
ATPが枯渇してしまい緊張が解けなくなってしまいます。

さらに痛覚受容器に刺激を受けると
脳へ、その情報は伝達されるので

脳内に存在する鎮痛抑制機能が働き始めるのです。

そのため
筋肉の硬結部位(トリガーポイントとよく言います)が刺激されると
脳から鎮痛物質が放出されて痛みが弱くなっていきます。

痛みがなくなれば
脊髄からの情報も脳に送られなくなります。

トリガーポイントは
痛覚受容器があることで
他の場所に比べて刺激に対して敏感なのです。

なので
少ない刺激で効率的に血流改善ができるし
脳の鎮痛抑制機能を働かせることができます。

脳が悪い部位を良くしようという働きも起こります。

筋肉への意識を変える

筋肉
整体やマッサージを受けて
よく一時的には楽になるけど、、、
またしばらくしたら痛くなってくる…。

なんて言いますけど

それは
またしばらくして
筋肉が固まってくるから。

筋肉の緊張を解くのは
硬くなっている時間が長ければ長いほど
回数と時間が必要なのです。

1回だけの施術で一気に改善するパターンもありますが

それはそんなに多くないケースです。

筋肉ってのは
基本的に怠けものなんです。

しっかり柔らかくして
良い仕事をして働いてもらうために
ちゃんとお給料として
血液と酸素を支給してあげないとイケマセン。

硬く固まった筋肉を
柔軟性のある筋肉に戻してあげるには
意識を変えないとダメなんです。

【ハイパースフィアの操作方法】

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あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

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