ストレッチをしたら余計に痛くなるのはどうしてなのか?

「ストレッチをしたら余計に痛くなった。」
たまにこのようなことを聞きます。
何故ストレッチで痛くなるのか??
これについては
正しい正解はないと考えます。
痛みの原因はほとんどの場合、
筋肉が悪さをしていると考えているため
まずはその筋肉の硬直をとらなければいけないのです。
でも
筋肉を伸ばして
ストレッチで硬くなった筋肉をゆるめたはずなのに
どうして痛くなるのでしょうか?
考えられる原因をいくつか挙げていきたいと思います。
ストレッチで痛くなったという経験がある方は
ぜひ一読してみてください。
[もくじ]
ストレッチで痛くなる理由①

By: Emilio Labrador
ストレッチをすると痛くなってしまう原因の
「可能性」としてのお話からはじめると
まずは筋肉がゆるみきってないから。
そして
ストレッチをしたとしても
ポイントにしっかりアプローチできていないから。
そんな原因が考えられます。
ストレッチで痛くなる理由②

By: Tommy Wong
そして更には
ストレッチした部分の筋肉がゆるんでも
その他の筋肉がゆるんでないため
バランスが余計に悪くなってしまったケース。
筋肉というのは
いろいろと連動してカラダを支えたり
関節を動かしたりしています。
その筋肉が一時的にバランスを崩せば
当然、どこかに負荷がかかるわけです。
そうなるとイタい部分が余計に痛くなったり
違う部分が痛くなったりするわけです。
結構このパターンが当てはまるケースは多いと思います。
ストレッチで痛くなる理由③

By: Håkan Dahlström
そして、そして。
筋肉の「好転反応」が起きているケースもあるでしょう。
筋肉の好転反応とは、
「硬い筋肉が普通の状態」
だと勘違いしてしまっているところに
急に「柔らかくなれ!」という刺激を受けて
一時的に筋肉が興奮してしまっている状態。
慣れない刺激を受けてしまい
筋肉がパニック状態に至っています。
でも
そういう反応は悪い反応ではないのです。
筋肉がいい状態に戻ろうとしている反応なのです。
ストレッチで痛くなる理由④

By: Alessandro Valli
そして最後は
何かの原因で
「これから筋肉が硬くなっていこう」
としている段階において
ストレッチをしても全くその効果はなかったというケースです。
例えば
何かの拍子で筋肉がグッと硬くなった。
とか
捻挫してふくらはぎなどの筋緊張が強くなった。
などといった場合、
初期段階ではそれらの筋肉が徐々に拘縮を起こしていきます。
筋肉が硬くなっていく場合、
硬くなる「段階」&「スピード」というものがあるのです。
急に硬くなるケースや
ゆっくり徐々に硬くなっていくケース。
この徐々に硬くなっていく場合に
ストレッチで防御しようとしても間に合わなかったという
ちょっと悲しいパターンです…。
なぜ痛くなったのかが分かればベスト!

By: Tony Alter
ストレッチをしたから痛くなってしまうと
ストレッチがカラダに良くないって思われがちですが
この記事で解説したような
いろいろなケースが考えられるわけですから
どこがどう悪かったのかを理解しなければいけません。
自分のカラダがどのように過ごして
どういう姿勢をとってどう動いたのか。
そして
どういうタイミングでストレッチをしたのか。
また
そのストレッチの前後はどう変化したのか。
これがわかればベストですが
ここまで
自分のカラダと対話して
ストレッチをやっている人はほとんどいません。
でもこれぐらいしなきゃと意識すれば
そこまでにも至らないかもしれないけど
基本的なカラダメンテナンスの考えの
底上げになります。
普段から
高いレベルでカラダのことを考えれるわけです。
ストレッチは
カラダメンテナンスにおいて非常に大事なツールです。
ストレッチが悪いのではなく
ほかのところにも焦点を当てて考えてみましょう。
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