整体師が忘れられない、すい臓がんの2つの出来事
〜腰の痛みの裏に隠れた“沈黙の臓器”のサイン〜
こんにちは、スポーツ整体のあかりです。
今日は少し真面目な話をします。
昨日のニュースで、日テレのアナウンサー(53歳)が
すい臓がんのために亡くなられたことを知りました。
スポーツ実況などで声を聞いていた方だったので、本当に驚きでした。
実は僕自身も、これまでにすい臓がんの怖さを
身近で感じた経験が2度あります。
[もくじ]
すい臓がんで亡くなった、2人の大切な人たち
① 若くして命を奪われた、友人の奥さん
ひとつ目は、僕が20代の頃の話です。
当時、友人の奥さんが二人目のお子さんを出産した直後、
急に体調を崩されました。
検査の結果、すい臓がんが見つかり――
信じられない速さで進行し、まだ小さな子を残して亡くなられました。
若くして、しかも出産直後というタイミング。
「すい臓がんって、こんなに突然くるのか…」
言葉を失ったのを今でもはっきり覚えています。
② 腰の痛みの裏にあった“見えないサイン”
もう一つは、僕が大阪で整骨院の修行をしていた頃のこと。
ある患者さんが「腰の奥が異常に痛い」と訴えて来られました。
何度か施術しても良くならず、
「これは筋肉の問題ではない」と直感で感じたんです。
その後、病院で検査を受けたところ、
すい臓がんが見つかりました。
残念ながら、その方も発見からわずか数週間で亡くなられました。
この2つの出来事は、僕にとって忘れられない体験です。
そして、「痛みの裏に隠れた臓器のサインを見逃してはいけない」と
整体師としての意識を強く刻むきっかけになりました。
すい臓は“沈黙の臓器”
すい臓は胃の後ろ、背中の深い位置にある臓器です。
病気になっても初期症状がほとんどなく、
見つかったときにはすでに進行していることが多い――
それが「沈黙の臓器」と呼ばれる理由です。
こんな症状が出ていたら、注意が必要です。
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背中や腰の奥の鈍い痛み
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食後の強い眠気やだるさ
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原因の分からない体重減少
これらは筋肉の疲労ではなく、
内臓からのSOSサインかもしれません。
特に最近の研究では、
飲酒・脂質の多い食事・ストレス・糖質の摂りすぎが
すい臓の機能を大きく低下させることがわかっています。
整体でできる、すい臓へのアプローチ
すい臓は背骨の第7〜9胸椎の裏側にあります。
この周辺――広背筋・横隔膜・大腰筋が硬くなると、
すい臓まわりの血流が滞り、働きが鈍くなります。
整体ではこの部分を丁寧にゆるめ、
呼吸を深くし、内臓の血流を改善します。
固くなった筋肉をゆるめることで、
内臓に向かう“血の通り道”が開く。
ただのリラクゼーションではなく、
体の中の血流と神経のバランスを整えることで、
すい臓を含む内臓全体の活性化につながります。
すい臓を守る3つの生活習慣
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お酒は週に2日は休む(すい臓の休肝日)
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食後10分歩いて、糖と脂の代謝を促す
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みぞおち〜背中を温めて血流を保つ
どれもすぐにできるシンプルな習慣です。
とくに冬は体が冷えやすく、血流が滞る季節。
温めるケアを意識するだけでも、
すい臓の働きはぐっと変わります。
まとめ:背中をゆるめ、体の奥を守る
すい臓がんは、「沈黙の臓器の悲鳴」とも呼ばれます。
症状が出にくく、進行が早い病気――だからこそ、
小さなサインを見逃さないことが何より大切です。
腰や背中の痛みを「ただの疲れ」と思い込まず、
時には内臓の声にも耳を傾けてください。
背中をゆるめ、血流を変える――
その一手が、体の奥の健康を守る第一歩です。
甘いものやお酒が増えるこれからの季節、
すい臓をいたわる意識を、ぜひ少しだけ持ってみてください🍵
💡次回予告
次回は「冬に多い“の冷え”とスポーツパフォーマンスの関係」についてお話しします。
冷えが筋肉の動きやケガ予防にどう関係するのか、深掘りしていきます。
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