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スポーツサングラス 選び方(スポーツ別)目を紫外線,衝撃から守れ!

太陽の光のまぶしさを遮ってもなお
はっきりと周りが見渡せるサングラス

ファッション性や
アクティビティに対応する機能が加わって
いろんなスポーツでそれぞれに合わせて
サングラスを使う事ができるようになってきました。

サングラスをかけるイチバン大きな目的は

「眼を保護すること」

スポーツサングラスによって
眼の障害の9割は防ぐことができる
アメリカの眼科学会は発表しています。

サングラスの役割、
スポーツ別にどんなサングラスが効果的なのか
それぞれ見ていく事にします。

スポーツサングラスで眼を守れ!

sunglass
眼の障害の原因の多くは
外からの衝撃や
砂やホコリ、化学物質などの異物混入
そして紫外線によるものがほとんどです。

野球やゴルフなどでは
ボールが当たった衝撃によって
視力低下などの後遺症
が残ってしまう確率は高くなってしまいます。

そして、その後遺症の原因は
紫外線によって引き起こされている悪影響もあります。

太陽光には
目に見える「可視光線」のほかに
目に見えない「紫外線(UV)」赤外線が含まれています。

紫外線は地表に届く光の中でも
「波長の短いもの」で
波長によってA,B,Cに分けられます。

Cは酵素分子とオゾン層に遮られて地表には届きません。

Bはオゾン層で吸収されますが
一部が地表に達します。

しかし、
この「B」が特に眼や皮膚に有害だと言われています。

最近ではオゾン層の破壊によって
その量が増えているのです。

Aは紫外線の中では最も波長が長く
長時間浴びることで健康への影響が懸念されています。

紫外線で起こる傷病

サングラス
紫外線が原因で起こる傷病には
急性と慢性があります。

1.急性の症状

急性の場合、
点状表層角膜症と言います。
いわゆる雪目という症状です。

雪目というのは
主にスキーやスノーボードのようなウィンタースポーツや登山などで
長時間雪を見続けることで、その紫外線から炎症を受けた状態のこと。

雪目の症状は
目が真っ赤に充血して
強烈な痛みで涙が止まらない症状になります。
しかも夜に症状が出ることが多いので
夜間は眼科がやっていないので
夜間はずっとがまんしなくてはいけないのです。

2.慢性の症状

慢性になると
翼状片白内障などがあります。

翼状片とは
白目(眼球結膜)が
翼状に黒目(角膜)に侵入していく症状です。

翼状片になった眼の画像はこちら

白内障は白目の中の水晶体が濁って
見え方の質が低下していきます。

日本人に最も多い皮質白内障は
UV-Bが関係していることが明らかにされています。

どこにいても紫外線を浴びてしまう。

サングラス選び
紫外線は太陽から直接届くだけではなく
空気中で散乱して届く「散乱光」
地面や建物などで反射して届く「反射光」でも届きます。

曇りの日でも
日陰にいても降り注ぎます。

爽やかな高山では
さらに紫外線量は10%増しになって届くのです。

直接太陽光を浴びるのを基準に
それぞれの紫外線量は…

雲:80%
新雪:80%(はね返り)
日陰:50%
砂浜:25%(はね返り)
屋内:10%
海中50センチ:95%

このようにどこにいても紫外線から逃れていません。

UVカット機能をもったサングラスをかけるだけで
約90%の紫外線曝露(しがいせんばくろ)を減少させる事ができます。

紫外線曝露は
春から初秋までがピークです。

サングラスはファッションだけではなく
もはやどんな場面でも必須アイテムとなります。

サングラス選びで大事なコト

サングラス
ランニングやサイクリング
ゴルフやテニス、野球、フィッシングなど
余暇や休日を利用して楽しみたいアウトドアスポーツ。

ラグビーやサッカーなどの
激しいぶつかり合いをするコンタクトスポーツ以外は
サングラスは必須アイテムにしたいです。

それぞれのスポーツに合ったサングラスを選ぶことで
眼を守ってくれることはもちろん
スポーツパフォーマンスも向上することにつながります。

イチバンは紫外線対策ですが
重要なのはレンズの色の濃さではありません。

しっかりUVカット加工が施されて機能しているかどうかです。

UV-Bだけではなく
UV-Aも確実にカットしているものを選びます。

色が濃いレンズほど「眩しさ」は軽減されますが
それは「可視光線の量」を調整しているだけで
「紫外線の量」を減らしているワケではないのです。

暗い視界は
それだけ瞳孔が開いている状態になります。
瞳孔が開いているのに
紫外線が入ってくると
裸眼でいるより悪影響が起こるのです。

サングラスの選び方のコツは
「シーンに合わせてレンズカラーを選ぶ」
ということ。

それだけでアウトドアスポーツは快適になります。

レンズカラーが
ブラウン系だと
緑色光線を弱めて
他の色を浮き立たせます。

この場合、
ゴルフにおいて芝目が見やすくなります。
テニスだと(コート)ボールが見えやすくなります。

レンズの色が
黄色やピンク系だと
光の量を増やす性質があるので
曇りの日や夕方のランニングで
対象物がよく確認できるので安心してプレーができます。

サングラスのいろんな機能

サングラス機能
レンズのカラー以外でも
「調光レンズ」
紫外線の量で自らが濃度を変えて光の量を調節しますし
「偏光レンズ」
水面などからの乱反射による
ギラツキを抑える機能を持っています。

また割れない(割れにくい)レンズがあって
ポリカーボネイトレンズが使われているものもあって
安全性がより高いサングラスも増えています。

サングラスでパフォーマンスが向上する理由

サングラス選び
あらゆるスポーツで重要なのは
「重心の位置が常におへその下あたりにあること」
です。

サングラスを着用しないで
まぶしさが気になると
意識がそのまぶしさにいってしまうので
上体がブレやすくなってしまいます

ブレるということは
当然、パフォーマンスの低下を招きます。

サングラスには
そのブレを防止するという役割も担っているのです。

スポーツ別サングラスの選び方

ゴルフ

By: Trysil

ゴルフでは
ブラウン系のレンズでシャープな視界を確保します。

ゴルフ初心者には
プレー環境が変わっても見え方が変わらないように
裸眼に近いナチュラルに見えるグレーのレンズをおススメします。

テニス

テニスは
サービスやスマッシュを打つ時に
空を見上げることになるので
直射日光の影響をモロに眼に受けやすくなります。

レンズは濃いカラーを選んで対応したいです。
動きが激しいスポーツなので
フィット感が重要なポイントになります。

サイクリング

「フルフレームタイプ」といって
風や砂埃を防止するフレームを選びたいです。

曇り防止の「ベンチレーションレンズ」の機能も欲しいです。
長時間のライドになるので
フィットするサングラスが必要です。

落車時に眼を保護する役目もあります。

ランニング

長距離のランは
地面からの照り返しを防ぐ偏光レンズがオススメです。
上下する運動でもぶれにくいものをチョイスします。

暗めのレンズを使うことで
周囲からの視線を気にしないで走りに専念できるようになります。

野球

太陽と重なってフライになった打球を落球、
打球がイレギュラーして眼球に当たるなどのアクシデントが多いスポーツ。
天候に合わせてクリアな視界を確保するレンズを選びます。
守備用、打撃用などに分けるのもアリ。
ここでもフィット感は大事です。

クライミング

By: Alex Indigo

標高が高い山では紫外線が強く
眼にかかる負担はかなり大きいので
濃いめのカラーのレンズ着用をおススメします。
岩の起状(きふく)を見極めるため偏光レンズも使いたいです。

スノーボード

Snowboard

By: Alex Indigo

日光と雪の照り返しのダブル紫外線の攻撃によって
眼の疲労はハンパない状態に。
眼を全体に覆うゴーグルがオススメ。
マウンテンライドなどでは雪面の起伏を見る際に
偏光レンズが最適になります。

サーフィン

偏光レンズを活用する事で
主に波のうねりの的確な把握が可能になります。
紫外線は海中でも50センチの深さで95%、
ビーチでも25%の反射があるので
しっかりとしたUV対策が必要です。

フィッシング

水面のギラツキを抑える効果のある
「偏光機能」の付いたレンズは必須です。
水中が見やすくなる事で魚が見えるだけではなく
水中の地形も把握する事ができます。

トライアスロン

トライアスロンでは
雨や風、ホコリ、自転車の落車時の衝撃など
さまざまな要因から眼を保護しなくてはいけません。
さらに天候の変化などの状況に応じて
レンズ交換できるタイプがあれば便利に使えます。

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あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

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