良い姿勢が逆に不調の原因に!? 正しい姿勢との“付き合い方”とは

「良い姿勢=体にいい」と思っていませんか?
たしかに、猫背や足を組んだ姿勢が続くと肩こりや腰痛の原因になります。
ですが、逆に「良い姿勢」を長時間取り続けることで体がツラくなるケースもあるのです。
整体院でも、こんな声をよく聞きます。
「姿勢を正しているのに、なんだか余計に疲れるんです…」
それ、実は“姿勢の落とし穴”にはまっているのかもしれません。
[もくじ]
良い姿勢=健康とは限らない?
そもそも「良い姿勢」とは?
頭が真っすぐ上に乗っていて、背筋がピンと伸び、足裏が床についている。
いわゆる“モデルさんのような姿勢”は、外から見るととても美しいですし、体にも良いように思えます。
でも、これをずっとキープし続けていると、筋肉に同じ負荷がずーっとかかり続けてしまいます。
なぜ“良い姿勢”が疲れや不調を招くのか
「良い姿勢」を頑張って維持している状態では、背中の筋肉は常に緊張し、お腹の奥の筋肉(腸腰筋)が縮んだまま。
股関節は動かず固まり、筋肉はその姿勢のままガチッと“固定”されてしまうのです。
つまり、見た目は正しくても、体の中はストレスだらけの状態になっていることも…!
長時間同じ姿勢こそが不調のもと
筋肉が固まるメカニズム
筋肉は「動かす」ことでポンプのように血流を促し、柔らかさを保っています。
でも、どんなに良い姿勢でも“動かさない”状態が続けば、筋肉は硬くなっていきます。
つまり、「正しい姿勢」を長時間取り続けることも、肩こりや腰痛、疲労感などの原因になるのです。
「頑張る姿勢」ほど体に負担がかかる理由
真面目な方ほど、良い姿勢をキープしようと一生懸命になります。
ですが、その「頑張る姿勢」が筋肉や関節にかかる負荷を増やし、逆効果になってしまうこともあります。
正しい姿勢よりも大切なこと
ポイントは“姿勢のバリエーション”
実は一番大切なのは、「一つの姿勢を続けない」こと。
良い姿勢を意識することも大切ですが、それを何時間も続けるより、こまめに姿勢を変えることの方が体には優しいのです。
- 足を組んでもOK(※一時的なら)
- ちょっと背中を丸めてもOK
- とにかく“じっとし続けない”ことが大事!
悪い姿勢もOK?大事なのは“動き”のある生活
悪い姿勢が100%ダメというわけではありません。
「ずっとその姿勢でいないこと」さえ守れば、問題ないのです。
姿勢にバリエーションがあれば、筋肉にはいろんな刺激が入り、固まることが減ります。
まとめ|体が喜ぶのは「ずっと正しい」より「ちょこちょこ動く」
「良い姿勢=正解」と思い込むよりも、
「体を動かし続けること」が実は健康のカギなんです。
ずっと同じ姿勢を続けず、体をこまめに動かして、筋肉が喜ぶバリエーション豊かな姿勢を取り入れてみてください。
不調の原因は、同じ負荷の“蓄積”であることがほとんどです。
急に悪くなってしまうのは、とても少ないです。
姿勢のクセに気づいた時こそ、体を変えるチャンスです!
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