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はやり目の症状と治療。2歳娘の目が充血で腫れて眼科で診察に

もうすぐ3歳になる娘。

なんか左目がちょっと充血してるなーと思ったら
次の日は真っ赤っか!
そしてパンパンに腫れた目で痛々しい姿で朝、起きてきました。

まるで試合後のボクサー…。

本人はたいしたことなさそうにしてるけど
その症状を見ているコッチは
痛々しくてとってもかわいそうな気持ちになってしまいます。

眼科に行くと診察の結果、
「はやり目」という症状だったのですが
はやり目っていう症状は実は初めて聞きました。

そこで
はやり目(ウイルス性急性結膜炎)について調べてみました。

結膜とは何か?

結膜の画像
結膜とは
黒目(角膜)のふちから、
まぶたの裏側までを覆っている粘膜のこと。

白目の表面の部分は眼球結膜、
まぶたの裏側の部分は眼瞼(がんけん)結膜と言います。

結膜は
眼球とまぶたを繋ぎ合わせて
それらがうまく動くようにしている機能を持っています。

また
涙腺(るいせん)で作られる涙は
眼球の表面をうるおして、ゴミや老廃物を流し出し
最近やウイルスなどが眼球の中に侵入するのを防ぐ役割を担っています。

急性結膜炎の症状とは

結膜炎になると
結膜が赤く充血したり
まぶたの裏側にブツブツができて
目やにや涙が増えます。

目のかゆみ、ショボショボ感、
ゴロゴロ感やまぶしい感じが強くなります。

症状がひどくなると
出血したり
耳の前のリンパ腺(耳前腺:じぜんせん)が腫れたり
まぶたが急激に腫れたり
白目がブヨブヨしてくる結膜浮腫になったり
発熱などが起こる事もあります。

急性結膜炎はナゼ起こるのか?

細菌、ウイルス、カビなどの微生物、
紫外線、ホコリ、ゴミ、摩擦などの物理的刺激、
酸、アルカリなどの科学的刺激、
花粉などによるアレルギー反応などによって
結膜に炎症が起こります。

このうち、
短期間に集団的に発生する急性結膜炎が
いわゆる「はやり目」と言われます。

日常よく見られる代表的な病気です。

これは
患者の目からの分泌物が元で伝染、感染していきます。

ウイルスによるものが最も多く
伝染性も非常に強いので
感染予防がとても大切になってきます。

ウイルスってそもそも何?

ウイルスは
最近よりも小さくて、目に見えない微生物。

でも自分で生きる事ができません。

人や動物の細胞内に侵入して
その細胞をウイルスが住みやすいように変えて住み着きます。

ウイルスの住み着いた細胞はやがて衰えて死んでしまいます。
そして病気になります。

ウイルスに対する人や動物の抵抗力が強ければ
ウイルスは活動する事ができないので
病気になりません。

ウイルスに侵されないようにするには
強いカラダを作る事が大切になります。

ウイルス性急性結膜炎の種類と症状

はやり目

流行性角結膜炎(アデノウイルス8型、4型、37型、19型感染)

まぶたの裏側のブツブツや充血、
まぶたの腫れ、流涙(りゅうるい)などの症状が激しく現れます。
感染してから7〜14日で発病します。

発病してから治まるまでは約10日ほど。

プール熱

咽頭(いんとう)結膜熱(アデノウイルス4型、3型感染)

文字通りプールで感染することがあります。

この症状も結膜にブツブツができて
咽頭炎による発熱を起こします。

感染してから5〜7日で発病します。

こちらも発病してから治るまでは10日ほど。

急性出血性結膜炎

(エンテロウイルス70型感染)

感染してから1〜2日後に
突然眼球結膜に出血を起こし
ゴロゴロ感、充血、まぶしさ、などが現れます。
結膜にブツブツができます。

こちらの潜伏期間は1〜2日で
発病してから5日ほどで症状は落ち着いてきます。

ウイルス性急性結膜炎の治療は?

この病気に有効な点眼薬はありません。

ウイルスに対する抵抗力をつけるため
休養を十分にとって体力を落とさない事が必要になります。

また、
補助的に他の感染を起こさないように
抗菌点眼薬や
炎症を抑えるためにステロイド点眼薬などを使用します。

他の人にうつさないように注意が必要です。

2歳の娘の点眼薬

はやり目になってしまった娘には
診察の結果、ふたつの目薬が処方されました。

クラビット

クラビット
点眼薬「クラビット」

細菌を殺菌する目薬。
細菌が死滅させることで
患部の炎症を抑えて、充血や痛みを治します。

細菌感染による、
結膜炎・ものもらい・眼瞼炎・角膜炎などの治療に使われています。

1回1滴で、1日3回点眼します。
副作用はほとんどないそうです。

フルメトロン

フルメトロン
点眼薬「フルメトロン」

抗炎症作用や抗アレルギー作用のお薬。
目のいろいろな炎症を抑えてくれます。

目の炎症の
眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの治療に使います。

使う時はよく振り混ぜて、
これも1回1滴を1日3回点眼します。

このふたつの目薬を
点眼をめちゃくちゃ嫌がる娘を
ちょっと押さえつけて行ないました。笑

すると2日目からは
充血も腫れも引いてきて
5日ほどで目やにもかなり少なくなっていきました。

点眼を嫌がらずに
すんなりさせてくれると良かったのですが…。

その辺はちょっと苦労しました。

後遺症と合併症への注意

結膜炎の症状がおさまってきた頃に
黒目(角膜)の表面に小さな点状の濁りが出てくることがあります。

この時に治療を止めると
黒目が濁って視力が落ちてくることがあります。

治ったかなと思っても
医師がいいと判断するまで点眼などの治療を続けることも大切です。

プールで気をつける事

特に夏場はプールに入る機会が多くなります。

感染しやすいプールでの注意点は…

  • ・目が充血していて目やにが出る日はプールに入らない。
  • ・長時間泳ぐときは水中メガネを使用する。
  • ・泳いだ後、目が充血していても慌てずに様子をみる。(ウイルス性結膜炎ではないことも多い)
  • ・プールサイドに点眼薬を持っていかない。(薬の変質、汚染の恐れがある)

感染予防対策

少しでも感染を予防することが大切です。
目に見えない細菌ですので
よく言われていることばかりですが
これらをしっかりと行ないたいです。

  • ・手洗いをしっかりと行なう。
     (流水や石けんで)
  • ・休養を取って体力を落とさない。
  • ・学校、保育園は医師の許可があるまで休む。
  • ・人混みへ出かけない。
  • ・医師の許可があるまでプールに入らない。
  • ・患者のタオル、洗面用具などは家族のものと別にする。

娘の場合、
意外とすぐに完治しました。

目やにが出るのは数日続きましたが
目の腫れと充血は早い段階でなくなったのでホッとしました。

まだ1歳にならないもう一人の娘への感染がコワかったのですが
それは防げたので良かったです。

子供から病気の事をいろいろと学ぶ機会が多いです…。

これからも何かしら感染したり
しんどい思いをすると思いますが
見ていてツラいですが
親も一緒にこうやって成長していくのですね。

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あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

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